@article{oai:hirogaku-u.repo.nii.ac.jp:00000539, author = {大谷, 綾香 and 小野, 綾}, journal = {弘前学院大学看護紀要}, month = {Mar}, note = {Article, 本研究は,本研究では若年者を対象として母趾喪失が立ち上がりと歩行に及ぼす影響について明らかにした。被験者を母趾が接地できない装備をした実験群と対照群とに分け,立ち上がり時と歩行時の動作データを測定し,足底と母趾の面積データも含めて分析を行った。動作データ分析結果に有意差がみられたものはなかった。しかし,実験群男性は実験群女性と比べて早く歩く傾向がみられた。実験群女性は対照群女性よりも歩幅が狭くなる傾向がみられ,これは恐怖心や不安感が歩行を慎重にさせた事可能性がある。母趾による支持がない状況が歩行時の安定性を低下させていることが示唆され,これは歩行時のふらつきに繋がると考える。また,母趾支持が得られない状態では,他の第2 ~ 5 趾が重心コントロールのために通常よりも力を加えている状態となり,歩行時の足趾の柔軟性低下のため衝撃吸収が得られにくくなる可能性がある。それだけでなく,立ち上がり動作に必要な体幹前傾と下腿前傾の度合いは小さくなる可能性もある。母趾喪失により新しい動作形態へと再構築されるため,その歩行状態でも安全に環境へ適応しながら歩行することが重要である。また,必要に応じて歩行補助具を使用し,第2 ~ 5 趾の足圧負荷力を軽減する事が重要である。}, pages = {11--19}, title = {母趾喪失による立ち上がりと歩行への影響}, volume = {15}, year = {2020} }